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平山織愛のロゴ

【 CM 】明治「受験飯」プロジェクト

WebCMソング歌唱



Vo:平山織愛

作詞/作編曲:佐藤太樹 Rec&Mix:八谷継人

(2023/11/3 Web公開)



↓「受験飯」プロジェクト特設サイト↓

受験飯 そのひと口が、未来になる。|株式会社 明治

映画「見栄を張る」

劇中歌『スーパーラビットビールのテーマ』歌唱


歌:HELLO AND ROLL with あきよ

作詞:藤村明世 作曲:佐藤太樹

(2018/3/24 劇場公開)

ハローエンドロールのロゴ

single

夢のつづきのジャケット

夢のつづき

ORIGAMI RECORDS (HAR-007)

  1. 1. 夢のつづき
  2. 2. スター(acoustic ver.)

織愛のコメント

『夢のつづき』

ももちゃんの初めて作った曲をハローでやりました。

歌詞の自分にはない部分を歌うのは、違う人を演じるみたいで楽しいです。ボーカルの醍醐味を久しぶりに味わいました。まるくて優しい言葉一つ一つがももちゃん自身みたいな曲。ライブの時転調部分でカポをつけるのに、まだ内心わたわたしてしまいます。

冒頭の『今日もくたくたになって眠るの』が好きです。


『スター(acoustiv ver.)』

この曲はもともと壊れそうな刹那的な曲だと思っていたのですが、アコースティックになると、意外にもどっしりした器の大きさを見せつけてくれてびっくりしました。いつもは立って歌って録音するのですが、この曲はリラックスしてお家のような歌声にしたくて、座って歌っています。全然リラックスしない私に、ももちゃんが「座ってみれば?」とアドバイスをくれて、目から鱗でした。

今のところ配信はなし、CD限定なので是非!聴いてみてください。

double A-side single

BlueMomentのジャケット

Blue Moment
/ スター

ORIGAMI RECORDS (HAR-006)

  1. 1. Blue Moment
  2. 2. スター

織愛のコメント

花ちゃん加入後の初音源です。どちらもMVを先行公開し、スターはバンドとして初!1万回再生されました。


『Blue Moment』

コロナ禍で毎日メン募サイトでバンドメンバーを探している時に作った曲。何もかも諦めたくなるような日もたくさんあって、でも私が諦めたら人知れず終わる話。普通に生きていくのにバンドが何より必要だったし、誰にも求められてないのに始めたんだから自分のためにやればいいんだよ、という言葉に励まされて、あの日々をパッケージしたかった。

新しく入ったコーラス隊長が素晴らしくて、考えたコーラスが送られてきた時は感動しました。メンバー全員で歌う場所をつくりたかったので、ライブではみんなも歌ってくれると嬉しいです。


『スター』

メロディから歌詞までとにかく難産だった曲。この人への曲を書こう、と思って作りはじめた。

昔「音楽で成功したいなら他のやりたいことを全部諦めるつもりでいなさい」と恩師に言われて、でももしかしたら今はそうしなくても良いかもしれない時代で、とっくの昔に諦めたはずの、幸せな未来が私を待っているのかも知れないと思うと凄く怖くなった。神戸のことを書いたのは『夜明け前』以来です。

すごくパーソナルな曲だったけど、壮大な曲になりました。『それが怖い』という歌詞を歌えたのが気に入っています。

mini album

HorizonBlueのジャケット

Horizon Blue

ORIGAMI RECORDS (HAR-2019)

  1. 1. 群青
  2. 2. 砂漠ドライブ
  3. 3. サマーガール
  4. 4. boyfriend
  5. 5. 夢のなか
  6. 6. ときめき
  7. 7. キラキラ

織愛のコメント

初の全国流通盤。初めてツアーもやりました。この頃からバンド名をカタカナ表記に改名。


『群青』

#MeToo運動の時に毎日憂鬱で眠れなくなってしまって、ネットの言葉に辛くなって書いた曲。

人の辛さを救えないなら何も言わないで欲しいと思った。今でもライブでたまに泣きそうになります。


『砂漠ドライブ』

ツーピース期の曲で、この曲をツイッターにあげた時に「かっこよすぎない!?」と、に角すいの平沢なつみさんが言ってくれて、あの頃続けていく勇気が出ました。

映像製作をアニメーターのかねしんなおきさんに依頼し、イメージ以上で(でもこの映像を観ながら曲を書いたかのようにスッと入ってきます)夢のような宝物のアニメーションMVにして頂きました。

歩いているようなベースラインがお気に入り。ハローにしてはコーラスが最後だけなのも粋です。

『東京砂漠』というタイトルは親に却下されました。


『サマーガール』

全国流通にあたり再録しました。映画『さよならみどりちゃん』のような情景の曲。現実と想像がぐちゃぐちゃで、自分でもどこにいるのかわからないまま歌詞を書くことが多いです。これは最速で多分1日で書き上げました。朝ささやきボイスで弾き語りを送ったら、みずきが凄くいいよ!と熱い返事が来て嬉しかった。

クラウドファンディングによって、藤村明世さん監督、瀬戸かほさん主演の映画のようなMVを作ることができました。親友含め、本当にたくさんの方が協力してくれて、幸せな機会をいただけたことに感謝しています。


『boyfriend』

『君を好きということ あっけなくバレてしまった』という録音メモのワンフレーズから、どんどん膨らませていった曲。サマーガールを作った後にできました。

弾き語りライブの朝に曲ができて早速歌ったら、お客さんに伝えようとか緊張するなとか、そういうことを考えることなく、ただ生まれたばかりの曲を歌うということに感動して、歌いながら泣いてしまった。自分の中にもこんな原動力があるんだと思って嬉しかったのだと思います。ファミレスでメロンソーダを飲みながら、歌詞を書くことが多く、すごく私的な歌詞になりました。

レコーディングではももちゃんに沢山パーカッションをお願いし(完全に任せました)イキイキと録音していてみんな疲れているのに楽しそうで笑っちゃった。あの瞬間加入してくれて良かったなぁと思いました。


『夢のなか』

みずきの初めて作った曲で、1番最初にスタジオで聴いた時泣いてしまったのを覚えています。軽快さの中に歌いたい一言があってすぐにやりたいと思った。新宿Motionでよくライブをしていた頃にできた曲、あの日々を思い出せます。

『まっすぐなだけじゃぶつかってしまうから』頑固な自分に何度も言い聞かせたい言葉です。


『ときめき』

同じくみずきの曲。言葉数は少なく、リバーブ多めで歌ってみたかった。ツーピース期にももちゃんと2人で勝手にアレンジしました。その頃は私がギターをループさせてギターソロを弾いていました。あれはあれでかっこいいフレーズだったな、と密かに思っています。


『キラキラ』

ももちゃんが加入し、はじめは言葉を詰め詰めで歌ってみたいな、という気持ちからできた曲。その頃学童保育のアルバイトをしていて、子供の頃のことを思い出して歌詞を書きました。華やかなももちゃんのドラムによって、ハローといえばこれ!という代表曲になりました。『キラキラ』は中学の親友の作品名から。思い切った間奏の長さ、コーラスワークです。ライブでは最後に演奏することが多く、盛り上がってくれると嬉しいです。

バンドで曲を作る時は、みんなで宝石を磨いていくみたいだといつも思うし、私にとってバンドは輝かしくずっと憧れのものだったから、そういう気持ちをずっと歌いたかった。

mini album

ボーイフレンドのジャケット

ボーイフレンド

ORIGAMI RECORDS (HAR-004)

  1. 1. 夜明け前
    ~朝焼けの海ver.~
  2. 2. あいまい
    ~雨あがりver.~
  3. 3. ストロボライト
    ~夏の大三角形ver.~
  4. 4. 花とあしあと
    ~汽車に乗ってver.~
  5. 5. サマーガール
    ~夏の終わりver.~
  6. 6. boyfriend
    ~秋の散歩道ver.~

織愛のコメント

経緯としては、アルバム『サマーガール』をリリースした日にももちゃんが加入し、正式にスリーピースバンドになることができたのですが、レコーディングは当時のサポートドラムかわむらくん(THIS IS JAPAN/ポップしなないで)にお願いしていたので、3人の音源を作ろう!と急いで制作することに。ただ、曲も無いので、パーカッショニストでもあるももちゃんと『サマーガール』の曲をほぼ全てアコースティックアレンジすることになりました。エンジニアの嵯峨山くん(carpool)にいろんな録り方を提案して頂いて、過密スケジュールの中それぞれ曲に合った録り方で録音したのがおもしろかったです。サブタイトルを考えるのが一番楽しかったかも。


『夜明け前 ~朝焼けの海ver.~』

わたしが弾き語りでやっていたアレンジにベースとカホンをつけてもらいました。二人が入るだけでぐっと華やかになりました。アコースティックでもバンドアレンジと印象が変わらない曲だなぁと思っています。


『あいまい ~雨あがりver.~』

スタジオでせーの!で録りました。観客に友人のたけちゃん(団欒/はこモーフ)にもらってガヤを入れてもらいました。正直緊張した思い出。


『ストロボライト ~夏の大三角形ver.~』

ささやきボーカルで録音した曲。柔らかい鍵盤の音も気に入っています。わたしはカラオケのようにマイクを持って歌って(ノイズが入るので普通は良く無いこと)それが功を奏して力まず歌えたので「カラオケが上手なんですね」と言われたのがちょっと誇らしかった思い出です。(カラオケによくいく家族でした)


『花とあしあと ~汽車に乗ってver.~』

ギターソロの音がお気に入り。一番歪んだ音でソロを弾きたかった。弾き語りから始まってカホンが入ってリズミカルになるのも素敵。


『サマーガール ~夏の終わりver.~』

たまに疲れた帰り道に聴く音源。ピアノで『サマーガール』を録りたかった。鍵盤ハーモニカも、ピアノも、すごく気に入っています。ツーピース期にはこのアレンジを元に、私が弾けないので ももちゃんがピアノ、私がドラムを叩いて演奏していました。


『boyfriend ~秋の散歩道ver.~』

“アルバム『サマーガール』の対にしよう”だと、残りは『ハッピーエンド』なのですが、どうしてもアコースティックのイメージが湧かず。最後の一曲は、まだこの頃音源が出ていない『boyfriend』にしました。これもスタジオでせーの!だった気がする。みずきがトランペットを吹いてくれて、凄く素敵なアレンジになりました。おかげでアルバムタイトルも『ボーイフレンド』に出来て凄く満足しています。

mini album

サマーガールのジャケット

サマーガール

ORIGAMI RECORDS (HAR-003)

  1. 1. 夜明け前(Album ver.)
  2. 2. あいまい
  3. 3. ストロボライト
  4. 4. サマーガール
  5. 5. 花とあしあと
  6. 6. ハッピーエンド

織愛のコメント

『夜明け前(Album ver.)』

アルバムを作るにあたって、先に出したシングルではシンプルなエイトビートだったこの曲を、心臓の音みたいなキックに変えて再収録しました。このアレンジはライブサポートをお願いしていたトオルくん(itwassummer)が、スタジオで変えてきてくれたドラムに感動して採用させていただきました。夜明け前を表現できている気がする。

ももちゃんが加入して、音源通りコーラスが加わった瞬間は感動して鳥肌が立ちました。


『あいまい』

この頃みずきがバーッと曲を書いてきて、選んでほしいと言われたけど3曲全部好きだったから全部やろう!って言って同時に作り始めた中の1曲。同時に何曲も作ったことはなかったけど、3曲とも違う魅力で見えやすかった。あいまいのメロディーが先に気に入って、着手し始めたけど、やりたいことに技術が追いつかなかったので後回しに。

サポートドラムのかわむらくんにYUKIの松下さんみたいなドラムを叩いてほしいとお願いして、とてもかっこよくなった。感謝です。


『ストロボライト』

弾き語りでは必ずやりたくなる、とても好きなメロディー。夏の夜の湿気、熱っぽさ、空の感じ、たまらなく胸が締め付けられて、ひとつひとつこぼさないように囁いて歌いたくなる。レコーディングでは電話の向こう側とこちら側、みずきのイメージをきちんと表現したくて歌い方に試行錯誤した。アウトロのギターソロやアルペジオは当日にその場で考えたもので、急に提案して、みずきに一音一音チェックしてもらって申し訳なかったな。

ギターを重ねるのは、ライブで表現できないことが嫌であまりしたくないと考えていたけど、エンジニア石川さん(Desecration Records/Mannish Recording Studio)のミックスのおかげで凄くいいものにできたなと思っています。よく聴きかえす、大好きな曲。


『サマーガール』

初めて書いた恋愛の曲。女の子であることを、わたしにいいものだと思わせてくれた尊敬するミュージシャンのように、まるく肯定したい、やさしくしたいと思ってたのに、結果なんだか激しい歌詞ができた。夏が一番好きと言っていたけど、夏は人が死んだり、セミの生命の短さ、あっというまに終わってしまうことや、影が濃いこと。空の青さと悲しみの対比が印象的で、その儚さに魅了されてるんだなと思う。生命力が強すぎて儚い、あの感じが好きです。

失敗ばかりでも人は何度でもやり直せると信じたいし、失敗して後悔ばかりの日々に何度でも寄り添える人になりたい。「次おんなじことせんかったらいいねん」と、優しく言ってくれた母の言葉を思い出します。


『花とあしあと』

3曲の中でもみずきの中でしっかりしたアレンジが固まっていたので、完成まで早かったように思う。CDでは最後にも鍵盤が入っている。ストロボライトと同じく、レコーディング当日に重ねた曲。

高校の3年間毎日一緒にいた親友の結婚式で、お色直しのあとこの曲で入場してきてくれて、イントロのキーボードで嗚咽が出るほどボロ泣きました。嬉しかった。レコーディングするまでわからなかったけど、エンジニア石川さんのおかげで、思っていた以上に強い曲になったなと思います。


『ハッピーエンド』

最後のベースの16ビートが気持ちいい曲。これはもともとの歌のキーが、今より#が5個つくくらい高くて、もっとキンキンした曲でした。今考えると凄い。色がコロコロと変わるイメージ。ピンクから濃紺、光や影、勢いがあって特にライブでやりたい曲です。

サビに入るドラムのフィルがかっこいい。ドラムが終始しっかりエイトビートで支えてくれるから、歌もどっしりと力強くしたくて、かなりキーを下げてもらった。

レコーディングの時、イントロのギターの単音を一音一音をゆったり弾けず、エンジニア石川さんと「おりえさん、気が小さい!」って笑いながら録った思い出。武道館でやりたいイントロです。

mini album

夜明け前のジャケット

夜明け前

ORIGAMI RECORDS (HAR-002)

  1. 1. 夜明け前
  2. 2. 金曜日の夜
    ~都会の夜景ver.~
  3. 3. いいこと
    ~河原の夕焼けver.~
  4. 4. 足して100%

織愛のコメント

『夜明け前』

ハロー!って言いたくて作った、バンドのテーマ曲。ライブではずっと1曲目にやってました。生まれ育った兵庫県神戸市は山も海もあるところが好きで、それまでまったく他の県にいったことがない私は、その向こうにはぜんぜん違う景色が広がってると思っていたし、18歳になったら自然と出て行くと思っていた。小学生のわたしが、校庭の遊具から赤く染まっていく空に、高校生のわたしが、山の上の校舎から眺める夕焼けに、一緒に音楽をしてくれる仲間に出会えるように、ずっと祈ってたこと。東京に来て、出会えて良かったなぁ。


『金曜日の夜 ~都会の夜景ver.~』

アルバム『夢みたいだ』を作って、アコースティックの可能性に気づいてしまった私たち。この頃はライブの本数を増やしていて、2人でライブすることも多く、2人でもハローの曲を表現できるように色々とチャレンジしていました。今作のレコーディングサポートをワタルサトウくん(Sir Oriental Orchestra/その他色々やってて分からない)にお願いしました。ピアノの綺麗な音色と、電車が走っていくような優しいリズムに泣きそうになります。


『いいこと ~河原の夕焼けver.~』

曲のアレンジ、世界観ともにすごく気に入っている曲。ワタルくんのドラム、みずきのトランペットが旅情をかき立て、実家の河原で見た夕日を思い出します。この頃のアコースティックアレンジは世界観がしっかりしていて、自分の楽器やできることでアレンジを考えるのではなく、こういう曲にしたいんだけど、どうすればいいですか?と縋るような気持ちで、でもひたむきに曲に向き合って音楽を作っていたなと思う。周りの人の助けがあったからこそです。今回久しぶりに廃盤になったこの音源を引っ張り出してきて、とにかくバンドを続けたかった、その意志を感じる。ひたむきなあの頃の私たちに感動してしまいます。


『足して100%』

中学生の頃、総合学習『ミュージシャンになろう』という講座の中で、友達と作った曲。短いはずなのにもの凄く長く感じる、当時のサポートドラムかわむらくん曰くめちゃくちゃDOPEな曲です。 ライブは弾き語りで3回ほど、バンドではやった事がない。できない。歌詞といいキーといい、中学生の頃は無敵だったなと思ってしまいます。

mini album

夢みたいだのジャケット

夢みたいだ

ORIGAMI RECORDS (HAR-001)

  1. 1. 金曜日の夜
  2. 2. いいこと
  3. 3. 雨のおとぎ話
  4. 4. アパート
  5. 5. 消えた
  6. 6. ドロップポップ
  7. 7. アパート(Acoustic ver.)

織愛のコメント

『金曜日の夜』

初代ドラマーイチムラチアキちゃんの曲で、初めてバンドで作った曲。バンド組みたい!って誘ったくせに自分で曲を作ったことがなかった私が、ちぃちゃんのストックの中からやりたいと言って快諾してくれたもの。いつまでも色褪せず歌うことができる曲だと思います。最初から最後まで何も変わらない歌詞が好きだし、臆しない長めのコーラス箇所があって好き。バンドでシンプルなアレンジでもいい曲ができるんだって示したかった。シンプルすぎてライブでちょっと緊張します。久しくやっていないのでいつかやりたい。


『いいこと』

初代ドラマーちぃちゃんの曲の中でこの曲が一番好きです。歌詞と雰囲気が好きで、ずっとデモ聴いてた。速すぎても遅すぎてもフレーズの意味がなくなってしまうから、テンポが大事な曲。ここはこんな意味なんだよーって、歌詞のイメージを3人で学芸大学駅のマックで共有し合った。人の歌詞はずっと歌えるかどうかを第一に考えてしまう。すごくいい温度感だと思う。ドラム・ベースみんなのフレーズがシンプルに絡み合って、本当になにもかも気に入ってる曲。


『雨のおとぎ話』

この曲は、初代ドラマーちぃちゃんが私が歌うことを踏まえてハローのために書いてくれて、みずきの才能が爆発した曲。ライブで初めてやったとき、あ、お客さんがみてくれてる!って思った。鍵盤を弾いていたみずきがベースに戻るところが格好良い。今聴くとアレンジかっこいいな。歌詞が可愛くらしくて一番照れくさいかもしれない。


『アパート』

金曜日の夜をやる直前に、バンド組んだのに示しがつかない!曲を作らないとまずい!と思い、初めて一人で作ったオリジナル曲。好きだったコード進行と、好きだった小説から作りました。歌詞だけ読むと尖ってるように見えて少し恥ずかしいけど、もっと絵的な事を思い浮かべながら歌うので、弾き語りではずっと歌えてる。バンドではあまりやらなくなったな。

生まれて初めて長めのギターソロを考えたので、完成した時の喜びもひとしおでした。初めて車の中で姉に聴かせた時に「いいやん、いけると思うわ」と言われたのが嬉しかった。この曲を好きと言ってくれる方が多くて、密かに嬉しいです。


『消えた』

アレンジにすごく難航した思い出。中野のスタジオでとことん止めた、キメキメのアレンジを考えたり。あれも好きだったけど、もっと無機質な曲になってたかも。長野に合宿に行ってアレンジが固まった曲。

後藤愛佳さん主演、藤村明世監督とミュージックビデオも作りました。あの頃わたしは生活に疲れていて、2日間心優しい素敵なスタッフに囲まれて、すごく癒されたのを覚えている。この人たちともっと作品を作りたいと思った。本当に素晴らしい時間だった。


『ドロップポップ』

Aメロの歌詞とメロディーで子どもの頃の夏の記憶が蘇ります。毎年行ってた田舎のおばあちゃんちの仕事部屋で、扇風機の風浴びながら高校野球見てたときのあの感じ。すれた畳の感触とか、遠くの虫の鳴き声とか。やけっぱちで、愛おしくなる歌詞。

昔ライブでいつも最後にやってた曲です。イントロ、今聴くと稚拙な(というか録音がへたっぴすぎて)感じがしてしまうけど、ここが最高だよ!と言ってくれる花ちゃんのおかげで、最近はライブでよくやっています。ライブアレンジのイントロもカッコいいし、2番も録音の時から変わっていて、バンドを続けてきて一番変化した曲かもしれません。


『アパート(Acoustic ver.)』

2人になってから、自分達が好きなミュージシャンのようにアコースティックアレンジができるバンドになりたくてみずきと考えた曲。グロッケンのメロディが本当に素敵。当時は必死だったけれど、必死だったからこそ、いつまでも聴ける音源になりました。世に残せて良かったなと思います。